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2006年9月21日

使者

 関東農政局栃木農政事務所というところから2名の使者がきた。来たといっても私が呼んだのだからしかたがない。近所の直売所で売っている私の野菜の表示に問題があるということで指導を受けた。

 どういうことかというと、 現在「有機JAS法」という法律があり、農林水産省が定めるところの認証機関がそれと認めない限り、「有機」と表示して野菜などを店頭販売してはいけないというのだ。
ご存知の方も多いかと思うが2年以上の無農薬、無化学肥料栽培(毎年調査)、栽培履歴など書類の提出、申請料(10~40万円)が課される。
ちなみに今年から始めた私は当然もっていない。

 お役人達の「こういう認証がないと『有機』と偽って販売する人がでてくる」という趣旨の話はよくわかる。しかし、あえて言うならば、有機JASのマークを頼りに野菜を買う人がどれだけいるのか、そして有機JAS法が始まった5年前から、認証をとる人はそれほど
増えていないのだ。(全国農業新聞9/15付)
 これほどまでに世の中で食の安全性が騒がれているのに・・・・・。

 それはなぜかというと、毎年の更新料を払うだけのメリットがない、事務手続きの煩雑さ、有機JAS目当てのスーパーなどと契約しても、そもそも担当者に有機農業というものを理解してもらわないと季節や年による出荷量の増減を理解してもらえず安心して供給できない。 
結局多くのスーパーは、有機認証をもつ個人農家と契約せずに定期的に定量入荷する有機農産物の中卸業者からマークついた顔の見えない野菜を買うのだ。

 有機農業をやっている人の多くは「手続きがメンドクサイし、金がかかるからやらない。それより、直接野菜を届け、食べてくれる人との信頼関係をもつことが大事だ。」という判断をしていると思う。

今日の話を聞いて、私の心の中には言葉にできないもやもやしたものが残った。毎日朝から虫取りをし、草と戯れて仕事をしている。これはもちろん好き好んでやっていることだが、役人達は現場も見ずにただただ、決まりをまもってくださいの一点張り。まるで自分達が消費者の代表でもあるかのように・・・。

 我々が目指している「有機」とJASでいう(農林水産省が定める)有機は違うものだと思う。私たちの「有機」は暮らしに根ざしたもの。JASの有機は流通が主体に思えてくる。

生産者と消費者がもっと意識的に近くになり、お互いも信頼関係がもてれば、有機JASのマークなどいらないのだ。

かくいう私も認証をとる気は今のところない。


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コメント

manabu 様

コメントありがとうございます。
らしくない励ましに素直に感激しました。
ありがとう

投稿: まんまる | 2006年9月27日 06:11

そんなくだらないの気にすんな。
がんばれ。

投稿: manabu | 2006年9月26日 00:47

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