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2008年5月29日

田圃は・・・

 まんまる夫です。

最近は夏野菜の定植がおわり、里芋の植付けが終わり、サツマイモの定植が始まったところである。

妻の書いてくれたブログの記事にもあったように、先週まんまる農園初の田植えが無事終わり、今は水を管理しながら、除草のタイミングを今か今かと見計らっているところである。

そこで、田植えを通しての私の雑感を列挙してみようと思う。

 ○田圃は楽しいー田圃に関しては全くの素人と言ってもよい状態で、いろいろなことが新鮮で楽しいのである。田圃に入る瞬間はウキウキする。太陽の光によって、暖められた田圃の水に足を入れるとなぜか優しい気持ちになれるのだ。(ちぃとクサイか~)

 ○田圃は難しいーはじめて借りる田圃、水持ちなどの田圃の癖がまだわかっていないせいで、管理に苦労している。また、苗を枯らせてしまうという波乱万丈の一年目となった。

 ○田圃は・・・  ー先日、補植(うまく植わっていないところの植えなおし)をしていたら、近所の人とすれ違った。今では補植をする農家はほとんどないのだという。田植え機の性能が向上したおかげで植え損じることはすくないから、それからもうひとつの大きな要因は生産調整(減反)をしている(させられている)為、単位面積辺りの収量がほんの少し少なくなってもなんの問題もないからだ。
昔、GW後の学校の行き帰りで見たのは、ひろーい田圃に緑の小さな苗が規則正しく植えられていて、その中を腰にかごをつけた農家のおじちゃん、おばちゃんが腰を曲げて、補植をしている姿である。
その姿が見られなくなってしまったのはなんとなく寂しい気がする。

 無農薬の稲作りではとにかく除草が大変だという、もしかしたら楽しいといっていられるのは今だけかもしれない。また、多くの農家が燃料の高騰、減反政策で米だけでは生計が立てられないと嘆き、米作りをやめていく現状の中で、人から借りた田圃で、人から分けていただいた苗で、人から借りた田植え機で田植えを終え、「楽しい楽しい」と騒いでいる私は既存の農家にしたら、きっと愚かに見えるだろう。

しかし、百姓をしていながら、現在まで人の作った米を食べていたことになんとなく後ろめたさを感じていた私としては米を作ること自体が嬉しいのだ。
 
近所の農家の疎ましさと
危なっかしさの混じった視線に気が付かない振りをして、今後も米作りを続けていこう。
秋に自分の作った米を食べる自分を想像しながらの田圃仕事は楽しくて仕方がないのだ。

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2008年5月28日

六ヶ所村ラプソディー

まる妻です。
お知らせが直前になってしまいましたが、
使用済み核燃料の再処理工場を抱える青森県六ヶ所村で暮らす人々を取材した映画、「六ヶ所村ラプソディー」の上映会が、5月31日(土)益子駅舎で行われます。

私たちも前々から観たかったこの映画。
賛成・反対どちらでもなく、推進派と反対派双方の思いを中立な立場で取材した映画、だとのこと。

上映時間 12:00/15:30/19:00
前売り 1000円/当日 1200円/中高生 800円/子供 無料
*14:10~と17:40~ 鎌仲ひとみ監督によるトークあり


また、ご縁があり、まんまる農園も会場で行われるオーガニック・マーケットに出店させていただくことになりました。

お近くにお住まいの方は、マイ陶器(カップ・お皿)、マイ箸持参で足を運んでみてください。

詳細はこちら


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2008年5月25日

米作り元年

このところ畑仕事が立て込んでいて、少々お疲れ気味のまんまる夫に代わり、度々登場のまんまる妻です。

先日、まんまる農園
初の田植えを終えました。
主人は、友達の家や研修先で何度か経験があったものの、一から自分でやるのは初めて。
両親と私は全くの初めて。
というわけで今年はどなたにも声をかけず、自分たちだけでやってみました。

ありがたいことに近所の農家の方が手押しの田植え機を貸して下さり、面積もそんなに広くないので半日で終了。
と言っても、慣れていないと田んぼの中を歩くだけでも一苦労。
私は、機械が向きを変えるときにできる轍をならす作業をしていたのですが、いちいち泥に足をとられてもがいていたら、終わる頃にはヘトヘトでした・・・

と、ここまで順調に思われるかもしれませんが、実は自分たちで種籾を蒔いて育てていた苗が、立ち枯れ病という病気が出てほぼ全滅してしまい、これまた別の農家の方のご好意により、苗を分けていただいたのです。
種籾をお湯に浸す“温湯消毒”はしたのですが、どうやら床土の成分が良くなかったようです。

だいたいどこの農家も多めに苗を用意するのですが、田植えまで毎日水やりなどの手間隙をかけて管理してきた苗を快く分けてくださるんですから、本当にありがたいことです。
他にも、通りすがりにうちの苗を見て、「苗余ってるぞ」と声をかけてくださった方がいました。

というわけで、残念ながら完全無農薬というわけにはいかなくなってしまいましたが、ここから先はもちろん無農薬で作ります。

初めての経験でしたが、日本人である自分にとって、「田植え」がなんだかとても神聖なもののように思えました。日本人であることを再確認するような、初めて田んぼに入るとき、思わず「失礼します」と言ってしまうような・・・

そして、水が入った田んぼがキラキラと空の色を映し出している、この時期の風景がとても好きです。
田んぼに夕焼けの色が映っているところなんて、たまりません。
その写真を載せればよいのですが、それはぜひ生で見てください。

Photo
ここからが始まり

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2008年5月19日

トマト愛

まんまる(妻)です。
ナス、ピーマン、きゅうり、かぼちゃ・・・夏野菜の定植が目白押しです。
ハウスで育った苗たちを、次々と畑に送り出しています。

そして、苗がびっしり並んでいたハウスの中はすっかり何もなくなり、そこへいよいよ(私の中だけでの)山場であるトマトの定植。
トマトが大好きな私。どうしても気合が入ってしまいます。

仕事の段取りを考えるのは夫ですが、ついつい「早く草取りしよう」、「早く芽かきしよう」などと、他の仕事との兼ね合いも考えず急かしてしまったりします(笑)。

もちろん、皆さんに喜んでいただきたいという思いがありますが、作る側も楽しまないと。(・・・と、正当化してみる)

そもそも農薬や化学肥料を使わずに野菜作りをしていることも、「世間の安全な食べ物への需要が高まっているから」ではなく、自分たちがそういう野菜を食べたいと思うからこそ、愛情を持って育てることができ、結果として皆さんにも喜んでもらえるのかな・・・と思うのです。

今年のトマトはどんな出来になるんでしょうか。今から楽しみです。

Photo

保湿と草よけのため藁を敷き詰める

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2008年5月12日

食べる、食べる、食べる

まんまる(妻)です。
先日の食育の話題を受けて、私も「食べる」ということについて。

農家の嫁になって(主人の家も元々農家ではないが)、良かったことを挙げるとしたら、「家族揃って食事ができる」ことも、かなり上位にランクインするだろう。
我が家のダンナ様は三食家で食べるので、作る側にしてみれば手が抜けず大変は大変だ。
一緒に暮らし始めて間もない頃は、食事が終わったら、もう次の食事は何にしよう・・・と一日食事のことを考えていた気がする。
でも、できたてのうちに食べてもらえて、あれこれ批評してもらえるので作り甲斐もある(ちなみに主人は味には非常にウルサイ)。
そして、何よりも家族揃って食べると、一人で食べるより何倍もおいしい、楽しい。

我が家もたまーに主人が外出し、一人で食事をすることがある。
先日も主人が夕方から外出。
最近は娘の離乳食も始まったので、まず先に娘の食事タイム。
いつもはそばに主人もおり、「おいしい?」とか「上手に食べられたね~」など二人で声をかけたり、おだてたりするので、娘もなんとなく「食事=楽しい時間」という認識ができたようで、ニコニコと楽しそうにして、食欲もとてもある。
しかし、静かな我が家に娘と私、私一人でそこまでテンションを上げるにも限界が・・・

娘を寝かせてから、今度は私の番。
一人の食事って本当に味気ない。

私もいわゆる「都会の一人暮らし」をしていた時期が長かったのだが、その頃を思い出す。
9時とか10時に仕事から帰ってきて、それから夕飯を作る気になんてなれない。
閉店間際のスーパーで半額になったお惣菜を買い、一人で食べる。
楽しくない、おいしくない。

次第に食べることへの関心がなくなり、食べることが空腹を満たすためだけの行為になってしまっていた。
仕事を終えてからの貴重な自分の時間。料理や食べることに時間をかけることがもったいないとさえ考えていた。


そんな私が、こうしてまた食べることと向き合えるようになったのは、農業のおかげ。食べ物を作るということだけでなく、暮らしも含めた農業。
娘を見ていても、楽しく食べることがいかに大切かがわかる。

理論から入るのではなく、食べることの楽しさを知り、食べることに関心をもつことが、バランスの良い食事にもつながるのだろう。

今日は、長くなりました・・・

Photo
ナスとピーマンの定植完了


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