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2008年6月11日

有機大豆講習会

 西の隣町、上三川町で有機大豆の講習会が行われた。「民間稲作研究所」という有機稲作を推進している団体の企画である。
参加者の様子を見ると、既存の農家がほとんどのようで、「普通に米作りも儲からないし、休耕の空いた田圃で付加価値をつけた農業をしたいなぁ」というような方が8割ぐらいだったように思う。


午前中は納豆、醤油、大豆の卸問屋の社長が次々話をし、「有機大豆が不足しています。ぜひ皆さん作ってください。」と切実に訴えておられた。
午前中だけを聞くと「何かの商談会みたいだねぇ~。」と思ったのだが、それぞれ社長さんの話が大変興味深く、勉強になる話だった。
やはりそれぞれ、こだわりをもってものづくりをしている人たちなので、ベースの部分が同じなのだろう。なぜ、こだわるのか、苦労話など聞き入ってしまう


特に面白かった話をここで引用すると、
醤油の原料となる大豆は、丸大豆、脱脂加工大豆がある。
(ここまでは知っていた)、
脱脂加工大豆は製油会社が大豆油をとった残りカスであるのに対して、
丸大豆は大豆を丸のままという意味。

脱脂加工大豆については油をとった残りカスと知っていたので、なんだか低級なイメージを勝手にもっていた。説明によると戦後の食糧難の時代に、まず、油をとってその残りで醤油を作っていたそうだ。そのころのやり方がそのまま残っているのだということ。
そう聞くと、なんか少し見方がかわるよねぇ。

とはいえ、我が家では、丸大豆醤油を選んで買うのだが・・・。

 話を元に戻すと、
 午後に入り、やっと、大豆の講習会らしくなった。栽培の注意点、品種による栽培管理の違い、品種の違いによる加工品の味の違いなどなど、大豆についてあまり経験と知識があったとはいえない私にも、十分わかりやすい内容だった。
一番興味深かったのは、稲、麦、大豆の輪作体系をとると、稲の抑草効果が得られ、大豆の窒素固定により、施肥量もだいぶ抑えられるということだ。
実践的な講義で大変勉強になった。

ただひとつ、講義を聴いていてずっと胸につかえていたのは、輪作体系がとれるほど、面積を広げられるかという点である。既存の農家とは違い、借地で農業をしている私は現段階では
土地を確保するもの困難な状況なのである。

そして、農業の方向性という問題もある。旬の有機野菜のセット販売をメインに(というか現状ではそれがすべて)行っている私に、それほど大きな面積を回していく力があるのか(やる気があるのか)、必要があるのか。

全ては自分の土地を確保した時の、その土地の周辺環境によるのではないかとも思うのである。

ーー今日は長くなりました。ーー


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コメント

輪作は 今は厳しいよね~。
特に 大豆って 豊作と凶作の差がすごい。
他を諦めて 大豆だけでは 暮らしていけないもの!

大きな農場を手に入れて、それからだねえ(*^_^*)

投稿: igarashi | 2008年6月13日 11:58

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